パスタの食べ方はフォークだけなのかスプーンも使うのか、ふと考えたことはありませんか。
この記事では、そんなパスタの食べ方についてお話しします。
スパゲッティの巻き方のコツも書いているので実践してみてください。
目次
パスタを食べるときはフォークだけ
早速ですが、本場イタリアにおいてパスタを食べるときはフォークだけです。
私がイタリアに出かけパスタが提供されたとき、どのお店でもスプーンは用意されませんでした。
フォークだけで食べるのが一般的ということですね。
パスタの食べ方
ではフォークだけを使ったパスタの食べ方、ご紹介します。
スパゲッティなどのロングパスタ編
日常馴染みのあるスパゲッティの場合。
先に書いた通りフォークだけで食べます。
下の写真を見てください。
まず食べ始めは、さり気なくお皿の手前の方にスパゲッティを巻くスペースを空けると巻きやすいです。
次に麺を4~5本の感覚ですくって時計回りにくるくる巻きます。
随分少ないと思うかもしれませんが、フォークを回しているうちに他の麺も絡んでくることがあり大きくあなることもあります。以上のことから4~5本がベストな本数です。(写真は偶然絡んでこなかったので小さく纏まりました)
フォークを垂直に立てると巻きやすいです。バラついてしまったときは、いったんフォークを離し、巻き直してください。
最後にフォークを口元に運びますが
その際フォークの先端の麺がばらばらとこぼれないよう、フォークの先端をお皿に押し付けるようにして、麺をしっかり差し込んで持ち上げてください。ここがちょっとしたコツです。
口に入りやすく纏まりましたね。
麺を巻く本数が多すぎると、大きなかたまりになりバラけやすく、また大きな口を開けることになるので何だか恥ずかしいです。上手く巻けない方は麺をすくい過ぎる傾向があるので、気を付けてみてください。
ペンネなどのショートパスタ編
ここでの例はペンネです。
ペンネのようなショートパスタは、1~2本をフォークの腹にすくって食べます。
ただ、フォークの腹に乗せにくい形状や、料理された状態によってツルツルして乗せにくい場合があります。その際はさり気なくフォークで指して、落とさないことを第一優先に切り替え、口元に運んでください。
貝類はどうやって食べるの?
アサリのような貝類は、フォークだけが提供されている場合は左手で殻を持ち、右手のフォークを使って外します。
外した殻は、殻入れがなければお皿の左上辺りにでも寄せておきましょう。
スプーンやナイフもある場合は、「左手でフォーク、右手でスプーン」または「左手でフォーク&右手でナイフ」を使って殻から身を外してください。
スープパスタもフォークだけ?
日本のカジュアルなお店では、スパゲッティを使ったスープパスタを見ることがあります。
スープパスタのときは、これが常識といったマナーはありません。
無理にフォークだけにこだわって、スープがあちこちに飛び跳ねてしまうよりも、もしスプーンが提供されていれば「使ってください」というサインなので、ぜひともスプーンを使ってスマートに食べてください。
本場イタリアでのスープパスタというのは、ミネストラ、ミネストリーナと言って小さなショートパスタが入った「スープ料理」です。こちらはスープなので、必然的にスプーンで食べます。
恥ずかしいパスタの食べ方
パスタのNGマナーを3つ挙げておきます。
- ついお皿に顔を近づけて食べていませんか?フォークを口元に運ぶよう意識してみましょう
- スパゲッティをズズズ~っと、蕎麦のようにすすって食べていませんか?スパゲッティは、すするのはNGマナーです
- スパゲッティを食べている途中で麺を噛み切ってお皿に落としていませんか?ぜひとも一口で食べられる大きさに巻きましょう
何よりも!パスタの食べ方マナーは楽しく食べること
私たち日本人は普段お箸で食事をしているので、フォークだけでパスタを食べることは慣れていなくて当然です。
お箸の使い方だって幼いころ練習したように、フォークでパスタを食べることも練習すれば慣れてきます。
何だかパスタの食べ方がうまくいかずこの記事を訪れてくれた方、ぜひ実践してみてください。
最後に、このことはパスタに限らずですが、食事のいちばんは楽しく食べることです。その次に、ちょっとマナーを知っていると気が楽になりもっと楽しめます!
<パスタを食べるときのポイント>
- パスタはフォークだけで食べるのが一般的
- スパゲッティ等のロングパスタは、フォークで4~5本ほどすくう感覚で時計回りに巻く
- 口に運ぶときは、フォークの先端にある麺がこぼれないようフォークにしっかり差し込むこと
- ペンネ等のショートパスタはフォークの腹に乗せて食べるが、フォークの腹に乗せにくい場合は、さり気なく指してスマートに食べる
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