クラシックコンサート演奏中の迷惑行為は、大げさなようですがレッドカードの眼差しが向けられると思っておきましょう。
例を挙げながらご紹介します。
後半には、演奏者に喜ばれるプレゼントのアドバイスも載せています。
目次
演奏中のクラシックコンサートマナー
これは迷惑
パンフレットの紙の音
コンサートホールは紙の音とはいえ音そのものが響きやすい構造です。
先にひざの上で確認したいページを開いておくか
待ち時間に頭脳にインプットしておくかで対応しましょう。
演奏中体を動かさない
視界で人が揺れると、両隣や後ろの方が集中できず迷惑です。筆者の実体験では、隣の方がず~っと足をぶらぶらさせて鑑賞しており「止めてください!」と心のなかで何度か叫んでしまったことがあります。
話さない
演奏中のおしゃべりは迷惑行為です。
体調の都合で咳き込んでしまうとき
マスクのエチケットはもちろんですが
ゴホゴホ連続して咳こんでしまうほどならせっかくのチケット代ですが参加を控え、自宅で安静に過ごすのが賢明です。
演奏中は締め切った空間となり、周りの方は咳による飛沫感染の不安を抱きます。
また連続して咳きこむ音は、鑑賞に迷惑をかけてしまいます。
いびき
いびきは大迷惑、ご一緒に来た方なら起こしてあげてください。
音がたつアクセサリー
演奏中はバッグにしまいましょう。
強すぎる香水
中には気分が悪くなる方もいます。数時間一緒に過ごすことを配慮し、会場を出てからつけるか控えめにしましょう。
スマホの音はオフ
当たり前だとわかっているのに意外と忘れがちです。
これは注意
演奏中は入退場できません
遅刻して到着したときは、まず係の方に声をかけてください。
曲と曲の間なら入場させてくれる場合もあり、途中休憩のタイミングなら確実に入場できます。
また演奏中の退場も原則できないので、お手洗いは済ませておきましょう。
演奏中の拍手
オーケストラやピアノリサイタル等の音楽公演では、基本的に曲の途中拍手をしません。
しかしオペラでは演奏が素晴らしかったとき、バレエでは技が見事だったときに途中でも拍手を贈ります。
慣れない間は感動して拍手を贈りたくても、慣れた方々の拍手を待って合わせて拍手を贈ることをお勧めします。
さて、演奏時の感動を伝える手段は拍手だけではなく「プレゼント=物」も当てはまり、プロの音楽家に何らかのプレゼントを贈りたいこともありますよね。
もしあなたが「どうしても感謝を伝えるプレゼント」を贈りたいと考えているなら、どのようなプレゼントが喜ばれるのか、解説したいと思います。
演奏者に喜ばれるプレゼント
ポイントは
- 常温で日持ちする消えもの
- 手軽に消費できるもの
- 荷物の負担がかからないコンパクトで軽いもの
例えば
- 焼き菓子
- チョコレート
- おつまみ系(ワイン等お酒好きと知っている場合)
- ティーバッグ(紅茶、お茶好きと知っている場合)
お花の場合は大きく包みたいところではありますが、小さめのアレンジメントが持ち帰りやすく、飾る場所もさまざま選べるためお勧めです。
プロの音楽家に尋ねてみると、いちばんは演奏を楽しみに足を運んでくれることが嬉しいそうです。プレゼントはそもそも期待しているものではないので(もちろん頂くと嬉しい)とのことでした。
なお基本的にプレゼントは受付で係の方に渡しておきましょう。
ただし例えば小規模なサロン型コンサートだと、終演後に交流会があり直接渡せる場合もあります。
プレゼントは誰からなのかわかるよう、メッセージカードなどを使って必ず明記しましょう。
【これで安心】服装に迷わない!初めてのクラシックコンサートマナー
人が集まればそこにマナーあり
クラシックコンサートは、演奏者と一体になって生の公演を楽しむひとつの空間です。
マナーを心に留めて、お互いが心地よく過ごせる時間を共有しましょう。
<クラシックコンサートマナーにおける迷惑行為>
- パンフレットの紙の音
- 体を大きく動かすこと
- おしゃべり
- 咳きこむ音
- いびき
- 音がたつアクセサリー
- 強すぎる香水
- スマホの音